アボリジニの
伝承文化を体感する
オーストラリアの先住民族アボリジニ。
彼らは約5万年前から、この地で暮らし、その独自の文化を連綿と語り継いできた。
本来、文字文化を持たず定住しない彼らは、万物には精霊が宿ると信じ、その独特な世界観を歌、舞踏、物語、岩絵などで表現してきた。
その文化を知るにはまず、美術館や博物館に足を運ぶことをおすすめする。そのアートを間近で鑑賞すれば、なにか肌から感じられるものがあるだろう。また、アボリジニの人々のガイド・ツアーに参加するのもいい。ブーメランの投げ方を教えてくれるメニューなど内容も様々だ。
◇カカドゥ国立公園
ノーザン・テリトリーの北部にあるカカドゥ国立公園は、アボリジニ文化をキーワードとした見どころが多い。有名なのはノーランジーロックとウビルロックで、天地創造の神話「ドリームタイム」に基づいた動物や生活風景が描かれた壁画が色鮮やかに残っている。そのほか、アボリジニ文化や歴史を伝える施設、ワラジャン文化センターや、ウィンドー・オン・ザ・ウェットランズ・ビジターセンターなども必見。
◇ウルル・カタ・ジュタ国立公園
エアーズ・ロックは「ウルル」、マウント・オルガは「カタ・ジュタ」というのが正式名称。この2つの周辺はウルル・カタ・ジュタ国立公園として管理されている。両者ともアボリジニの聖地で、居住跡や壁画が残された洞窟などがあり、トレッキング・コースも完備。園内には、ウルル・カタ・ジュタ・カルチャーセンターがあり、アナング族とウルルやカタ・ジュタとの関係、アボリジニ文化などを解説した展示やビデオも上映されている。
◇ジャプカイ・アボリジナル文化パーク
演劇や工芸品など、様々な形でアボリジニの文化や歴史を紹介しているテーマパーク。100万ドルのハイテクビジュアル装置を駆使したパフォーマンスや、アボリジニの文化を忠実に再現した演劇など、見どころがたくさん。パフォーマンスによっては、日本語のヘッドフォンをつけて見ることもできる。屋外では、ブーメランやディジュリドゥなど、アボリジニ文化の代表的な遊びや楽器を体験できるコーナーもある。